100勝1敗でも満足しない。
やさしき眼科医の、
終わりなき挑戦。

【PROFILE】

高崎佐藤眼科(群馬県)
日本眼科学会専門医・医学博士/佐藤 拓

1996年、群馬大学医学部卒業。大学病院では臨床と並行し、主に加齢黄斑変性の診断と治療を研究。2008年より講師職を兼任し、教育にも注力。群馬大学病院眼科手術責任者として15年間病棟医長を務める。2012年には臨床研究のためニューヨークに留学。2016年5月、大学病院と並ぶ高度な眼科医療を、大学病院よりも身近に受診できる眼科医院を目指し、高崎佐藤眼科を開業。患者さんの「光を守る」という理念のもと、やさしい医療を実践する。
※2018年8月インタビュー

Q1眼科医になったきっかけ・想い

高校3年時に観た「24時間テレビ」をきっかけに、自身の行為で人を救える貢献性に惹かれ、医師を志した佐藤氏。眼科を専攻した理由にその人柄が見える。
「医学部で白内障手術を目の当たりにした時に、これはハッピーが溢れる瞬間だと感じました。手術って、悪いところを元通りに近づけるとか、取り除いて悪化を防ぐものがほとんどじゃないですか。つまり、マイナスをできる限りゼロにする。もちろんそれも大切な手術なんですが、白内障の手術は劇的なプラスで、見えない人が見えるようになるわけです。ハッピーを生み出す手術はいいなと思って、眼科に決めました」
患者の喜びにフォーカスする姿勢は高崎佐藤眼科を開業した今も変わらず、佐藤氏の医療理念の中心にある。
「ニューヨーク留学の前後に父が病気になり、患者の家族として病院を見て、もっとできることがあると実感したんです。従来の枠にとらわれず、患者さん目線で正しいと思うことを実現するには、もう自分でその場を作るしかない、と。それが開業を決めたきっかけですね」

Q2佐藤先生の治療へのこだわり

患者さんのためになることならば全部やる。佐藤氏の判断軸はシンプルで、強い。眼科は高齢者や目の見えにくい患者が多いため、全館バリアフリーはもちろん、院内の移動が最小限となる導線に設計されている。また、大学病院と同等の治療を実践できる環境に加え、当時「もっとこんな治療をしたい」と感じていた点もすべて実現した。プライバシーを確保する個室の診察室、待ち時間をできる限り快適にする椅子や香りも導入。もちろん、医療行為そのものも改善し続けている。
「白内障治療に用いる多焦点眼内レンズも、開業して取り入れた治療のひとつです。以前は、保険適用外のレンズで患者さんの費用負担が大きいにも関わらず、人によっては合わないケースがあったんです。そのため大学病院時代は使用していなかったのですが、開業した頃に『シンフォニー』という新しい多焦点眼内レンズの存在を知って。先進医療で認可を受けている最新のレンズです。遠くも近くも、中間距離も見えやすい。当院ではこのレンズと、最先端の検査機器も導入して、多くの患者さんに満足いただける治療を提供しています」
手術の精度は検査で決まる。そう語る佐藤氏の医院は、開業以来わずか数年で、早くも先進医療施設として国に認定されている。

Q3佐藤先生が目指す理想の眼科医・眼科施設

自身のおこなう治療行為で、目の前の人を助けたい。若き日の佐藤氏が抱いた理想を、どこまで実現できているかを聞いてみた。
「相当トレーニングを積んだので、かなり高い精度を保っているとは思います。ただ、現代の医療を尽くしても治せない患者さんがいることも事実。そういう意味では、満足より不満足の方が大きいですね。100勝1敗だったとしても、その1敗が許せない。理想とする満点の医療を実現できる日は、一生来ないと思います。終わりなき挑戦ですね」
そうした佐藤氏の想いを、雄弁に物語るエピソードがある。
「手術した患者さん全員に自分の携帯番号をお教えしています。いつでも担当医にご連絡いただけるように。実際は、いい手術をしていれば電話はかかってこないという自負がありますし、もし患者さんに何かあったら必ず対応するという覚悟でもある。少しでも患者さんが安心してくださるなら、それだけで価値があると思っています」
そして、眼科においても早期発見が重要であり、誰もが身近に眼のホームドクターを持ってほしいと佐藤氏は語る。高崎佐藤眼科の理念「光を守る」は、佐藤氏そして全スタッフによって、着実に体現されている。